こんにちは、シュンサムです。
近年、転職市場は非常に活性化しています。
つまり、それだけ「転職したい!」と思っている人が多いということです。
また、「転職者を受け入れたい」と考えている企業も数多く存在しています。
インターネットの普及に伴い、給料や仕事内容、ブラックかホワイトか、などの企業ステータスの比較が容易にできる時代に突入しました。
また、終身雇用制度が崩壊し、もはや「一つの会社に一生勤める」という考え方自体古いものとなりつつあります。
そういった事情もあり、20代、30代の若手を中心に転職市場を活性化させているのではないかと考えられます。
もはや「転職は当たり前」の時代もそう遠くない未来にやってくるのではないかと僕自身は考えています。
さて、現代の転職活動においては「転職サイト」や「転職エージェント」を使う人がほとんどだと思います。
ですが、両者の違いやそれぞれのメリットデメリット、自分に合っているのはどちらなのかについてはわかっていない方も多いと思います。
そこで今回は
転職サイトと転職エージェントの違いを徹底比較したので、まとめさせていただきます。
- 1.転職サイト
- 1-1転職サイトのメリット
- 1-2転職サイトのデメリット
- 1-3転職サイトに登録
- 2.転職エージェント
- 2-1転職エージェントのメリット
- 2-2転職エージェントのデメリット
- 2-3転職エージェントに登録
- 3.まとめ
転職サイト

WEBサイトを通じたサービスです。
大手でいうと「リクナビNEXT」や「doda」、「マイナビ転職」、「en転職」などなど聞きなじみのある転職サイトがありますね。
「転職サイト」は求人情報のチェックから応募、面接の手続きまで、転職活動の流れすべてを自分自身で行うことのできるサービスです。
また、どの「転職サイト」も「会員ページ」を用意しており、初期登録の段階でこれまでの自身のキャリアや志望職種、自己PRなどを入力することで、利用者に合った求人情報や企業からのスカウトメールが来たりもします。
転職サイトのメリット

・いつでもどこでも手軽に求人の閲覧や応募ができる
・求人数が多い
・企業からのスカウトメッセージが来る
・転職イベントに参加できる
・ずっと無料で利用できる
いつでもどこでも手軽に求人の閲覧や応募ができる
スマホ一つで様々な企業の求人情報を見ることができ、応募、日程調整までできてしまうためいつでもどこでも気軽に利用することができます。
その手軽さゆえに、そこまで真剣に転職を考えていない人でも「とりあえず転職サイトに登録だけはしておこう」と考える人も多いです。
空いた時間にできるので、自分のペースでコツコツ転職活動を進めたい方や本業の忙しい方におすすめです。
求人数が多い
求人数も非常に多く、どんな企業や職種があるのか見るだけでも一日をつぶせるほどだと思います。
1つの転職サイトではすべての求人を網羅できていないので、やはり複数の転職サイトに登録しておくのが良いでしょう。
企業からのスカウトメッセージが来る

あなたの登録した情報を見た企業からスカウトメッセージが来ます。
具体的には、会員ページに記載したあなたの経歴やスキルから判断して、企業が「面談したい」と思った方にメールを送信しています。
結構頻繁に来るのですべてに対応しきれないほどです(笑)
スカウトメッセージが来ると、一般で応募するより選考に有利になります。
ですが、このスカウトメッセージは「採用確定」を知らせるものではありません。
スカウトメッセージの中には、会員ページに登録した年齢・学歴・職歴・資格・スキルなどの情報に企業の求めるキーワードが含まれているだけで自動で送られてくるものもある。
もちろん企業の採用担当があなたのプロフィールをしっかり見て「この人に会ってみたい」と思い、直接メールを送ってくる場合もあります。
しかし、中には企業が定めたキーワードがあなたのプロフィールに入っているだけで自動で送られてくるものもあるのです。
なので、スカウトメッセージが来たからと言って受ける前から「採用確定だ」と安心してはいけません。
転職イベントに参加できる

「転職イベント」とは、様々な企業が集まる「会社説明会」です。
各企業がブースを設けて自社の説明を行います。
自分の行きたい業界や職種が定まっていないのであれば、イベントを利用して様々な企業の説明を聞いてみるのが良いと思います。
ブース訪問して説明を聞くだけで「面談確約」してくれる企業もあるので、採用への近道と考えられます。
転職サイトの会員ページにて、イベント情報が受け取れ、参加申し込みもできるので、いける日があればどんどん申し込みましょう。
ずっと無料で利用できる

転職サイトを利用する上では登録費はタダですし、登録後もお金がかかることは一切ありません。
また、もしあなたが転職サイトの求人に応募して就職が決まったとしても報酬制度も一切ないので心配しないでください。
なんとなく今の会社が合っていないような気がする・・・
このまま今の会社で働くのはなんか違うかな・・・
というような、転職を本気で考えていない人も無料で転職サイトは利用できるので、ぜひこの機会に登録だけでもしておきましょう。
こんな仕事もあるのか!
と、自分の視野が広がるきっかけになるかもしれませんよ。
転職サイトのデメリット

・転職サポートを受けられない
・競争率が高くなる
・自分に本当に合った企業を見つけるのが難しい
転職サポートを受けられない

転職エージェントと違って、転職活動を進めるうえで専任のアドバイザーがついてくれるわけではありません。
次の会社に求める条件や自分の市場価値などについて相談することができるのが転職エージェントの強みですが、そういったサービスを一切受けられないので、完全孤独の戦いです。
「自分でなんでも調べて自分のペースで転職活動を進めたい」、という人は転職サイトでこつこつと頑張るのが良いでしょう。
逆に、「転職活動を進めるうえで、誰かにサポートしてもらいたい」という人は転職サイトよりも転職エージェントに頼るのが良いです。
競争率が高くなる

転職エージェントと異なり、転職サイトでは非公開求人に応募できません。
応募できる求人は全て、その転職サイトに登録している人みんなが見れるものなので優良な求人はおのずと競争率が高くなっていきます。
そのような倍率の高い求人を勝ち取るためには、高い市場価値を持っている必要があったり、アピールできるような経験がないと厳しいです。
自分に本当に合った企業を見つけるのが難しい
「求人数が多いのが転職サイトのメリットである」、と述べました。
しかし、裏を返すとそれだけ「自分に本当に合った企業に巡り合うのが難しい」ということでもあります。
数多くの求人の中から自分が心から納得できる業界、職種、給料、福利厚生を自分一人で見つけ出すのは相当大変だと思います。
良いと思って入った会社でも、「やっぱりなんか違う」とミスマッチを感じてしまう人も出てくるかと思います。
そういった点では、転職エージェントの1対1でサポートを受けられるサービスと比較して大きなデメリットだと考えられます。
転職サイトに登録
大手転職サイトをご紹介します。
「転職を考えだした」、「今よりいい会社はあるかな」と少しでも思ったら登録だけでもしちゃいましょう。
「リクナビNEXT」

転職エージェント

転職エージェントとは、人材紹介サービスの一つです。
求職者一人に専属のアドバイザーが一人付き、求職者それぞれの納得いく転職を最初から最後までサポートしてくれます。
・求職者の適性を踏まえた求人情報を提供
・提出書類の添削、面接対策の徹底サポート
・入社条件の交渉
・面談日程・入社日の調整
まとめると上記のサービスを提供しています。
また、転職エージェントにも総合型転職エージェントと特化型転職エージェントがあります。
総合型転職エージェント

1つの業界や職種にこだわらず、様々な求人を扱っているのが総合型転職エージェントです。
様々な求人が集まるため、求職者に紹介できる企業数は多めです。
という人は総合型転職エージェントの利用がお勧めです。
特化型転職エージェント

一定の業界や職種に精通したキャリアアドバイザーがいるのが、特化型転職エージェントです。
特化型転職エージェントは求人を絞っているため、求人数自体は総合型と比べて少なめです。
一定の業界や職種での経験が長く、専門的なスキルがあり、同じ業界・職種で転職したい方にお勧めです。
また、未経験でもすでに行きたい業界・職種が決まっている方にとっても専門型転職エージェントは心強いサポーターになってくれます。
転職エージェントのメリット

・キャリア相談ができる
・自分に本当に合った企業に出会える
・選考通過率が高くなる
・非公開求人に応募できる
・採用までのスケジュール調整を代行してくれる
・仕事内容・給料面の交渉を代行してくれる
キャリア相談ができる
自分のやりたいことや向いている仕事がわからない・・・
こんな人にはぜひとも転職エージェントを利用してもらいたいです。
転職エージェントのアドバイザーは、求人の紹介や転職サポートをするだけでなく、キャリアの方向性に迷っている方には、経験や希望を整理し、「志向」や「適職」を明確にするサポートを行っています。
僕自身現在の会社を辞めたいと考えてはいるものの、次にやりたいことがわからず、よく悩んでいました。
ですが、ある転職エージェントに相談すると親身に人生相談に乗ってくれ、一緒に自分のやりたいことを探してくれました。
自分一人で考えても答えが出ないときは誰かの意見を聞くことも大切だと思います。
自分に本当に合った企業に出会える

自分の力だけで転職活動を行っていると自分に本当に合った仕事を見つけるのが難しくなります。
転職エージェントのサポートを受けて、一緒に自分のやりたいことを探したり、それを踏まえて求人の紹介をしてもらったほうが入社後のミスマッチは格段に減らすことができます。
選考通過率が高くなる
書類選考が全然通らない・・・
特に経験の少ない20代前半の方は「書類で落とされてしまう」もしくは「書類が通っても面接が全然受からない」ということが多いです。
新卒採用と中途採用では、選考通過率は驚くほど変わってしまうのです。
企業が中途採用に求めるものが、新卒に求める「若さ」や「熱意」といったポテンシャルではなく「スキル」や「経験」といった即戦力であるためです。
転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の上手なまとめ方や修正したほうが良い点など、応募書類の添削が受けられます。
応募書類の添削だけでなく、採用の背景や企業側の意向を意識した面接のアドバイスも行っているので、選考の通過率は高まるでしょう。
非公開求人に応募できる

これは大きなメリットです。
非公開求人ですから、倍率が低いです。
つまり選考通過率が高くなるということですね。
転職サイトでは非公開求人には応募できないので、非公開求人を多数持っているのは転職エージェントの大きな強みです。
採用までのスケジュール調整を代行してくれる
仕事が忙しくて転職活動が思うように進まない・・・
安心してください。
転職エージェントは面接日程や入社日などのスケジュール管理をすべて行ってくれます。
仕事が忙しい方でも自分の予定をあらかじめ伝えておけば、転職エージェントが日程調整をしてくれるので便利ですね。
仕事内容・給料面の交渉を代行してくれる
仕事内容や給料面などの次の会社に求める条件を転職エージェントが直接交渉してくれます。
「入ってみたら自分の希望職種と異なっていた」とか「給料が話と違う」なんて嫌ですよね。
そんなミスマッチがないように企業との交渉を行ってくれるので安心です。
また、転職エージェントは転職のプロです。
なので、求職者の「経験」や「スキル」などから判断して、求職者が受かることのできる「職種」や求職者に見合った「給料」が大体わかります。
自分に適した仕事ができ、給料も適当な額が保証されるよう交渉してくれるので、自分の市場価値にマッチした企業に入社できます。
転職エージェントのデメリット

・経歴、スキルに影響される
・求職者の希望が通らないこともある
・転職エージェントの強みを押し付けられることもある
・転職サポートスキルはエージェントによって差がある
経歴、スキルに影響される

前職での経歴、持っているスキルに採用可否が影響されます。
先ほども述べたように、中途採用に求められているものが「即戦力」であるケースが多いためです。
じゃあ入社してすぐに辞めた自分はどこも受からないのか・・・
そんなことは一切ありません!
最近は入社から3年未満で会社を辞めた「第2新卒」の採用も増えてきています。
そういった「第2新卒」を対象とした転職サポートをメインに行っている会社もたくさんあるので、そういったエージェントに登録して内定を獲得しましょう!
求職者の希望が通らないこともある
転職エージェントは、求職者に見合った「職種」や「給料」が大体わかります。
求職者が自分の市場価値以上の希望を要求しても取り合ってもらえないこともあります。
転職エージェントは転職のプロですから、耳が痛いこともあるかもしれませんが、客観的に自分の市場価値を判断してもらいましょう。
転職エージェントの強みを押し付けられることもある
転職エージェントによって強みとする業界や職種が異なります。
転職エージェントも内定者を増やしたいので、求職者の希望を無視して、自社が強みを持つ業界や職種を勧めてくるところもあります。
また、強いつながりのある企業を勧められることもあるかもしれません。
自分の中で譲れないポイントがあるのであれば、複数の転職エージェントに登録して、自分の希望に最も合った求人の紹介をしてくれるところを利用しましょう。
転職サポートスキルはエージェントによって差がある
口コミを見ると、どの転職エージェントも良い評価もあれば悪い評価もあります。
キャリアアドバイザーによって当たりはずれがあったりするので、口コミだけでは会社自体の良し悪しを判断しきれない部分もあります。
ある程度良さそうなところに複数登録して、実際にそこを利用してみて自分の肌に合ったところを利用し続けるのがお勧めです。
転職エージェントに登録
大手の転職エージェントをご紹介します。
「自分のやりたいことがわからない」、「転職のプロの手厚いサポートを受けたい」という人はぜひとも登録しましょう。
「リクルートエージェント」
「マイナビエージェント」

という既卒・第2新卒・フリーターの方々は下記に登録しましょう。
「マイナビジョブ20’s」

「ウズキャリ第2新卒」

まとめ
・自分の力で転職活動を進めたい人には転職サイトがお勧め
・誰かにサポートしてもらいたい人には転職エージェントがお勧め
・転職活動は情報勝負!複数に登録して自分に本当に合った転職サイトやエージェントを利用しよう